SDGs
更新日:2023年1月26日
印刷会社がいまSDGsに取り組むべき理由
クライアントはいま、SDGs貢献につながるサプライヤーやパートナーを探し始めています。印刷会社がSDGsに取り組まなければならない必要性を知り、自社での活動はもちろん、製品やサービスに落とし込んで積極的に情報発信することで、顧客のSDGs貢献だけでなく、自社のビジネス拡大や環境経営に繋げていくことが求められています。
SDGs(Sustainable Development Goals)とは
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。 この国際目標を達成するため、17の目標と169のターゲット(誰にどのような解決をするか)が記載されています。
重要な経営課題と位置付けられている環境対応・SDGs
企業に求められる環境対応やSDGsへの取り組みは、社会的責任を伴って年々高まっています。日本能率協会が毎年実施している「経営課題調査(2022年度)」においても、半数以上の企業がカーボンニュートラルの取り組みに着手していると回答。大企業では8割超に達し、環境対応やSDGsは重要な経営課題して位置付けられ、多く企業が取り組みを始めています。
半数以上の企業がカーボンニュートラルの取り組みに着手
大企業では 8 割超に達する
カーボンニュートラルは経営課題と連携
大企業の9割以上が取り組むべき課題として位置付けている
印刷会社に求められる脱炭素連携
カーボンニュートラルは大企業が先行して取り組んでいる状況ですが、そうした大企業の動きに先んじて脱炭素経営を推進することは、選ばれやすいサプライヤーとして事業の永続性の担保にも繋がります。
またSDGsをビジネスに実装することは、自社商品やサービスが社会課題にどう貢献できるのかを突き詰めることでもあり、突き詰めた結果、得意とする分野で解決できる課題が発見でき、事業価値の再発見や事業イノベーションの創出も期待できます。
コニカミノルタの環境への取り組み
コニカミノルタの経営ビジョン
コニカミノルタは経営ビジョンに「グローバル社会から支持され、必要とされる企業」を掲げ、国際社会の重要課題である地球環境問題に力を入れています。
ESG経営とは
環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)の3つの要素(ESG)を重視する経営方法で、長期的な企業の発展・成長に欠かせないものとして重要視されています。
エコビジョン2050とカーボンマイナス
エコビジョン2050とは、「2050年までに自社製品のライフサイクル全体におけるCO2排出量を2005年度比で80%削減する」という高い目標です。また2017年には、気候変動問題を機会と捉え、ビジネスを通じて社会のCO2をマイナスにしていくコミットメントとして「カーボンマイナス」を追加し、サプライチェーン全体で取り組みを進めています。
印刷会社のSDGs活動支援サービス
AccurioPress カーボンオフセットサービス
ご提案機種における全ライフサイクル(素材・製品・物流・使用・廃棄)にて排出されるCO2量をコニカミノルタにて算出。算出されたCO2量をJ-クレジットによりカーボンオフセットを行い納入するサービスです。
カーボンオフセットとは
日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。
引用:環境省HP
J-クレジットとは
J-クレジット制度とは、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を、クレジットとして国が認証する制度です。創出されたクレジットを活用することにより、低炭素投資を促進し、日本の温室効果ガス排出削減量の拡大につなげていきます。
※本サービスにて使用するクレジットは、上記J-クレジット制度に基づいて創出されたクレジットです。
引用:経済産業省HP
カーボンオフセットサービスで実現できること
CO2削減活動への貢献
CO2の排出削減や吸収に貢献するプロジェクトや活動に資金を投資することで、間接的にCO2削減活動に貢献することができます。
印刷物へのロゴの表示
カーボンオフセットし納品されたAccurioPressで印刷された印刷物に、ロゴと共に下記例文のようなコメントを記載し、SDGsへの貢献を訴求することが可能です。
「この印刷物は全ライフサイクル(素材・製品・物流・使用・廃棄)で排出されるCO2 をカーボンオフセットされた「CO2 実質ゼロ」のコニカミノルタのデジタル印刷機を使用し印刷しています。」
どんぐり
マーク
どんぐりマークとは、経済産業省が制度管理者として運営する「カーボンフットプリントを活用したカーボン・オフセット制度」により表示ができるロゴマークです。
自社HP等での情報発信
自社の環境活動として、HP等で訴求する事が可能です。従来印刷(オフセット)と比較し、印刷ロス削減・消費電力削減等の実績と組み合わせるとより効果的です。
「カーボンオフセットされたコニカミノルタのデジタル印刷機を使用し、印刷ロス・電力消費によるCO2排出を削減する取り組みを行っています。」
SDGs活動において大切なことは、目指したいゴール(目標)を社内で共有し
目標達成にむけて社内外を丁寧に巻き込み、継続的に情報発信をしていくことです。
デジタル印刷機の活用による環境負荷の削減
コニカミノルタは省エネ設計のデジタル印刷機の活用で環境負荷を削減し、働きやすい環境の整備を支援します。コニカミノルタのデジタル印刷機「Accurioシリーズ」では、生産比率を上げる事により、色合わせ・見当合わせのヤレ・消費電力を削減し、刷版の廃棄を削減。工程間で複数デバイスを使用する必要も無い為、オペレーションによるミス・ロスの削減にも貢献します。
消費電力シミュレーション(自社調べ)
経産省「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」補助金対象
日印産連「グリーンプリンティング」認定
資源の有効活用(自社調べ)
ニーズの高い小ロット品をデジタル印刷機で効率的に処理する事で資源の有効活用が可能