2023年3月1日
【page2023出展報告】印刷ビジネスの経営課題解決と創注実現へ
今年で36回目を迎える印刷メディアビジネスの総合イベント「page2023」が、2023年2月1日(水)から2月3日(金)に池袋サンシャインシティで開催されました。本レポートでは、印刷ビジネスの「創注」をテーマにした今回の見どころやコニカミノルタブースの注力製品についてご紹介します。
page2023について
page2023のテーマは、「創注」
昨年は新型コロナウィルスのオミクロン株の流行期だったこともあり出展を断念する企業もありましたが、今年は活気も徐々に回復し、多くの企業によるソリューション展示や商談、ビジネス交流が行われました。
来場者数と出展社数
来場者は、3日間合計で17,070名。昨年の7,672名よりは回復しましたが、コロナ禍前には戻っていない状況です。しかし最終日(2月3日)は期間中最多の来場者数だったこともあり、以前のような賑わいも感じられました。今後さらに経済活動が回復していく中で、「IGAS2022」や「page2023」をきっかけに印刷業界もビジネスの活性化を図っていかなければならないと感じた3日間でした。
2023/2/1(水) 4,298名 | (page2022の初日2,234名) |
2023/2/2(木) 5,470名 | (page2022の2日目2,474名) |
2023/2/3(金) 7,302名 | (page2022の3日目2,964名) |
総来場者数 17,070名 | (page2022の総来場者数 7,672名) |
出展社数は122社(オンライン協賛、共同出展企業を含む)。各ブースでは、最新の印刷機器やマーケティングツール、AIを駆使したサービスやSDGs関連製品など、印刷ビジネスの創出にむけたソリューションが幅広く展示されました。
コニカミノルタブースでも、印刷ビジネスの生産課題や営業課題を解決する製品を展示。多くの皆さまにお立ち寄りいただき、様々なご意見やご質問を頂戴しました。普段お話しする機会がない印刷会社の方とも交流ができ、いかにして印刷ビジネスを創り出すかについて闊達な意見交換をさせていただきました。
「AccurioPress C14000」とあわせて小ロットでの高生産・印刷以外の省力化をご提案。後加工仕上げや検品など印刷工程の自動化で、確実な短納期小ロット生産を実現します。実際に機械を動かし、印刷スピードや仕上がりの良さを手に取ってご覧いただきました。
2023年発売予定!クラウド型バリアブルソリューション
株式会社オンデオマが開発中のクラウド型バリアブルソリューションをご紹介。
名刺の組版技術を活かした柔軟性のある自動組版機能や高性能な文字組機能を搭載。高速処理技術で操作におけるストレスを軽減し、デザインから印刷までの作業をワンストップで実現します。
page2023ステージ動画を配信
独自の組版エンジンを開発!クラウド型バリアブルソリューションの全貌とは
株式会社オンデオマ福田社長によるセミナー動画を配信中。名刺印刷を軸にされるオンデオマ社だからこそ実現できた文字組機能や開発に至った背景などをご紹介しています。2023年発売予定の新製品です。ぜひご覧ください。
フルバージョン動画も公開中!
開発テーマや今後の展望についてご紹介しているノーカット版はこちら。
日本語に対応した独自の組版エンジンや詳しい機能についてもご説明しています。
印刷会社の事例も!多彩なセミナーを実施
厳しい経済状況の中でも結果を出し、ビジネスを拡大している印刷会社はどういった取り組みをしているのか。
DX活用による売り上げアップや単品損益管理による利益拡大など、具体的な取り組みについて印刷会社の方々にお話しいただきました。結果を出すまでに直面した問題や苦労話など、セミナーにご参加いただいた皆さまが共感できるポイントも多く、今後に向けてのヒントを持ち帰っていただける場となりました。
page2023で実施したセミナーおよびプレゼンテーション
セミナー | 販促手法の変化で売上アップ!伊部印刷にDX活用の事例を聞く 伊部印刷株式会社 マーケティング事業リーダー 山形 恭平 氏 |
印刷×デジタルマーケティングを融合したクイックスに話を聞いてみた 株式会社クイックス 代表取締役社長 岡本 泰 氏 |
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プリプレス工程の見える化と単品損益管理の実現に向けて 株式会社真興社 代表取締役 福田 真太郎 氏 |
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少人数でも導入を決意!シンセイ印刷がMAツールを導入した理由とは? 有限会社シンセイ印刷 代表取締役 野田 直人 氏 |
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今春リリース!!次世代のバリアブルソリューションをご紹介 株式会社オンデオマ 代表取締役 福田 弘之 氏 |
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プレゼンテーション | SDGsに貢献!AccurioPressカーボンオフセットサービス |
生産工程の見える化と単品損益管理の実現を目指して |
まとめ
紙とデジタルの共創 ~印刷ビジネスDXで経営課題の解決~
昨年行われた「IGAS2022」に引き続き、印刷業界のビジネス拡大に向けた変革が本格的に求められていると感じた「page2023」。デジタルを活用した印刷現場の生産性向上と合わせて、印刷営業のDX化による創注に向けた取り組みは、今後ますます重要になってくると強く感じました。
コニカミノルタでは印刷会社の環境経営を支援するAccurioPress カーボンオフセットサービスなども提供しており、「創注」「社会貢献」「効率化」のあらゆる面から印刷ビジネスにおける経営課題の解決と変革のサポートをしてまいります。
コニカミノルタジャパン株式会社 坂入陽子 |